モスポット風リメイク鉢の作り方

モスポット風のリメイク鉢ができないものかと思って何回か試してみましたが、
何となくそれっぽい感じになってきたので記録を兼ねてアップします。

まずは材料。
ベースとなる素焼き鉢とペンキ、土の微塵粉。
うちでは多肉用の土を配合しているんですが、その時に出る、篩った微塵を利用します。
赤玉土の微塵は実生に使うので、今回の微塵は殆ど鹿沼、軽石や日向土など。
ボコボコしたテクスチャにしたいので使用してますが、別になくても良いと思います。
それと新聞紙、ガッシュ、各種刷毛や筆。
ペンキとガッシュは両方とも水性です。
植物に使用するので、何となく害が少なそうかなーというのが理由。
実際どうかは全く分かりません。
ただ、ガッシュは色によってカドミウムなど
毒性を示すものが使われている場合があるので要確認。

まずは下塗りから。

原液のままのペンキを全体を薄く塗ったら…

すかさず土をつけていきます。

ペンキを接着剤代わりにして引っ付けていきますので
乾かないうちに素早く。

内側も忘れずに。
使用時にある程度吸水して欲しいので、塗装は2〜3cm程度にしてます。

このまましばらく乾燥。
鉢自体が水分を吸うので結構すぐ乾きます。
私は1時間も待たずに次の行程に移りますが、
本当なら数時間〜半日は置いておいた方が良い様です。

乾燥後、手でこすって余分な土を落とします。
鹿沼なんかだと強くこするとそのまま砕けて目の細かいテクスチャになります。
その辺はお好みで。

土が落ちたらそのまま2回目の塗装。
1回目の色と2回目の色で、明度差があった方が個人的には好み。

全体を塗り終わったら、今度は新聞紙で拭っていきます。

するとこんな感じになります。
新聞紙でこするのではなく、巻いて握って新聞紙で押さえていく様な感覚。

ちなみにグレー系のグラデーションをつけて塗ると…

こんな感じの色に。
モルタルとかコンクリートっぽい雰囲気になります。
この後はまた乾燥タイム。

いよいよモスポットっぽい色を付けていきます。
モスポットとは言うものの、私は苔より藻類をイメージした色にしてます。
まずは藻類が枯れた(?)様なイメージの色をつけていきます。
グレーをベースに、茶や黄色、若干の緑系を足してこんな感じ。
結構べべちゃい色です。

加水してかなりしゃばしゃばにするのがポイント。
ガッシュは乾くと耐水でかなりカバー力がありますが、
下の色が透けるくらいの濃度まで薄めます。

で、塗っていきます。
もとがこれ。

1回目。
塗りながらティッシュか何かで吸い取って、徐々に色付けていきます。
絶対に筆の目が残らない様に注意。

何回か塗ってイメージの色にしていきます。

塗れました。
ちょっとの間乾燥。

続いて元気な藻類をイメージした色へ。
さっきのものをベースに、緑や黄緑などを足していきます。

こんな感じ。
色の悪くなった抹茶ミルクみたいな色。
濃くなった分加水を忘れずに。

ぺたぺた塗っては吸い取ってを繰り返して…

こんな感じで完成!

この後はラベルを貼るなり何なり。
ガッシュ部分はかなり薄い塗装ですが、
一旦ちゃんと乾かしたら水に濡れてもすぐには落ちません。
ただ、緑は退色し易そうなので、数年したら茶色っぽくなるかも。
いろんな色で作ってみましたが、
個人的には白っぽいモルタル風のベースで作るのが好きです。
色が乗り易い。

というわけでモスポット風の塗装の方法でした。
どこかでどなたかのお役に立ちます様に。

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